妊娠後期の体重管理

妊娠中の肥満は、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や糖尿病などうぃ発症しやすく、また難産になりやすくなります。
妊娠中の体重コントロールは、非常に重要と言えるでしょう。
もちろん、大幅に胆汁が増えても異常なく出産に至ったケースもあります。
しかし、それが通常ではないということを知ってください。
妊娠中の肥満は、母体にも赤ちゃんにも悪い影響を与えます。

 

・体重増加の目安
妊娠前の体重が標準体重・・・7〜10kg以内
妊娠前が太めの人・・・・・・5〜6kg以内
妊娠前がやせ気味の人・・・・11〜13kg以内

 

上記を目安としましょう。

 

特に、妊娠後期は体重が増えやすくなります。
妊娠30週を過ぎたら、週に250g増までとし、4週で1kgを上限としたいところ。

 

妊娠後期になるとお腹がかなり大きくなるので、動くのが億劫になります。
また、お腹をかばった動きになるので、機敏な動きはできなくなり、日常生活の中での運動量が減ってしまいます。

 

仕事をしていた人は産休に入り、出産までの里帰りや、無理をしないようにという周りの配慮で、動かなくても良い環境が整ってしまいがちです。
「赤ちゃんの分も食べなさい」と言われたり、「赤ちゃんが生まれたら忙しくなるから、今のうちにのんびりしなさい」などの配慮が、体重の増加に繋がってしまうこともあります。
周りの言葉に惑わされずに、体重管理を心掛けて、出産のときに体力が落ちていないように運動不足にならないように、気を付けたい時期です。

 

さらにイベント事や人が集まることがあると、なかなかセーブが難しくなったり、勧められると断れないことも多いですよね。
翌日や数日間で調整するように、心掛けてくださいね。

 

妊娠中はホルモンバランスが変わって、太りやすくなります。
皮下脂肪を蓄えてお腹の赤ちゃんを守ろうとしますし、出産の体力を温存しようとしたり、出産後の母乳のために栄養を蓄えようともします。
妊婦さんは一時的に『蓄えよう』とする体質になるのです。
しかし、やはり太り過ぎはいけません。

 

浮腫み・高血圧・タンパク尿などの妊娠中毒症のリスクは、太り過ぎることで一気に上がります。
妊娠中毒症は早産や未熟児の原因になり、母子ともに命に関わる危険があります。

 

また、妊娠糖尿病のリスクも高くなり、妊娠糖尿病は赤ちゃんが4000gを超える巨大児になることも多くあります。

 

このほかにも、体重増加による膝や腰の痛み、産道に余分な脂肪がついて難産となる、微弱陣痛となり出産が長引く、などのリスクがあります。

 

しかし、妊娠中の体重管理は、妊娠していないときのダイエットのようにはいきませんよね。
運動量も限られ、しっかりと栄養を摂る必要もあります。
ですから、やはり間食や夜遅くの飲食は控え、適度に動くことを億劫にしない生活が良いですね。
食事は薄味の和食を中心とし、腹八分目で箸を置きます。
軽いウォーキングや負担にならない程度の運動を、日課にすると良いですね。