妊娠黄体ホルモンとは?

女性は、ある程度の年齢になると生理が始まります。
初潮ですね。
排卵が始まると生理が始まり、つまり妊娠できるということです。

 

排卵すると、黄体ホルモンが分泌されます。
そして、黄体ホルモンの働きによって、子宮内膜が厚く増殖し『分泌層』という組織に変わります。
分泌層は、受精卵が着床するためのベッドのようなものです。
このときの黄体ホルモンの働きは、おそよ2週間程度しか続きません。
受精卵の着床のためのベッドなので、着床しなければ(妊娠しなければ)分泌層は不要になります。
着床しなかったことが分かると、黄体ホルモンの分泌は止まります。
同時に、子宮内膜の分泌層がはがれて流れ出ます。これが生理の仕組みです。

 

妊娠すると、受精卵が子宮内膜に着床するので、分泌層(受精卵のベッド)を維持する必要がありますね。
そのために、今度は受精卵の周りにトロホブラストというものが形成され、ここからヒト絨毛性ゴナドトロビンが分泌されて妊娠黄体が形成されて、子宮内膜の分泌層の状態を保てるのです。
黄体ホルモンは分泌され続けて、妊娠を継続させるのです。
妊娠8週くらいになると、胎盤から黄体ホルモンを分泌させて、妊娠を継続させます。

 

生理が止まるのは、そのような仕組みのためです。
しかし、着床したときに出血することがあるので、この着床出血を生理と勘違いすることも多くあります。

 

黄体ホルモンは、体温を上昇させる作用があります。
ですから、熱っぽいと感じる人もいるでしょう。
そして、それは基礎体温にも表れます。
生理予定日になっても基礎体温が下がらずに、高温期が3週間以上続く場合は、妊娠している可能性が大きいですね。

 

黄体ホルモンが不足すると、『黄体機能不全』と言います。
不妊の原因の1つとなることもあります。